ちいさな刺繍がま口をつくる(刺繍編)

3 min

Awj handmadeは、ウールの刺繍糸と25番手の刺繍糸を使って「ちいさな刺繍がま口」を制作しています。本当にありがたいことに、ご覧いただいた多くの方から素敵な評価をいただけております(´∀`*)ウフフ

さて、今回はその「ちいさな刺繍がま口」の制作過程を2回に分けて、ブログにしてみたいと思います。

刺繍をされている方、これから刺繍をしてみようと思っている方や、がま口を作ってみたいと思っている方などなど、どなたかのお役に立てればいいなぁと思っています。後日、図案もダウンロードできるようにしますのでご興味ある方はご利用ください(;´∀`)

このブログで制作していくもの。

左の画像にあるバラモチーフの小さながま口を作ります

片面ずつで見え方が違っていて、ブルーのがま口のように、片面は2つのバラ。反対面は、ピンクのがま口のような見え方になります。

アップルトンのウール刺繍糸と、通常の25番の刺繍糸を使用して刺繍をします。 がま口の口金は角田商店さんの「F18 / 7.5cm 角丸型 がまぐち口金」を使用します。

刺繍準備。

まずは、生地の準備をしていきます。
私は、ガサガサ?ごわごわ??した風合いが好きなので、刺繍にはリネンを使用しています。

水通しと地直しをした生地の裏に、接着芯をはって準備完了です。

図案写し。

次は図案写しです。
いつも図案写しの時は、一番下に下敷きとしてクリアーファイルを敷いています。その上に生地を置き、その上に、クロバーのチャコピーを敷いています。そして、その上に図案を印刷してあるトレーシングペーパーを敷き、一番上にセロファンを敷きます。チャコピーや図案は、図案を写している最中に、動いてしまわないように、四隅をしっかりとマスキングテープで固定してから進めます。

図案写しにはクロバーのチャコピーを愛用。
刺繍後、水をつけるとちゃんと消えてくれる!だけど刺繍している最中は何とか消えないでいてくれる!ので好きです。

それと図案を写すためのトレーサー(ペンみたいなやつ)もクロバーのものを使用しています。図案写し時の渾身のぐりぐりにも耐えられます。

準備ができたら、セロファンの上から結構な力でぐりぐりと図案をなぞってください。
綺麗な刺繍を仕上げるための第一歩は、生地に図案がはっきりと写し取られていることだと思っています。いやぁ、あたりまえですみません(´∀`*)ウフフ
手が疲れますので、休憩しながら(途中で嫌にならないように・・・)進めてください。

図案写しが完了しました。ぐりぐり写してこんな感じです。ここから刺繍を進めていきます。

刺繍をしていく。

刺繍枠をはめます。
私は小さな刺繍枠ではなく、図案が全部入る直径の大きなものを好んで使用しています。
(小さな刺繍枠だと、何度も枠を移動させて刺繍をすることになって、刺繍した部分に刺繍枠をしなくてはいけなくなり、刺繍がつぶれてしまうのがイヤなのです。)
※ちなみにこれは四角の枠ですが、円形の枠で問題ないです。18cmの刺繍枠ですと図案がすっぽり入ります。

バラから刺していきます。
アップルトンのウール糸を使って、真ん中からサテンステッチで刺していきます。
ここで意識するのは、図案線の上から針を出して図案線の上に針を刺すこと。まったく当たり前ですが、これができないとガタガタになります。ゆっくりのんびり刺していきましょう。
花びらを刺すときは真ん中から差しはじめ、その真ん中から端に向かって半分を刺し、真ん中に戻ってもう半分を刺すように進めます。

バラの花を挿し終えたところです。(*´Д`*)ハアハア
どうでしょうか?慎重に進めていくと、これだけでも時間がかかります・・・。

次はバラの葉を25番刺繍糸で刺していきます。
ここは3本どりのチェーンステッチで進めていき、葉っぱの全体を埋めていきます。

チェーンの輪は、なるべく等間隔になるように進めていってください。

葉っぱの先端まで進んだら、先端の少しだけ先に針を刺して、葉っぱの先端を表現します。

折り返してチェーンステッチを進めます。先ほどの先端の最後の輪の下からから針を出して、折り返しでチェーンステッチを進めていきます。
これを繰り返し、外側から内側に向かって面をチェーンステッチで埋めていきます。

チェーンステッチで埋めました。
こんな感じで他の葉っぱも進めていきます。

次は、とがった葉をウール糸で刺していきます。
とがった葉は「ナナメ」に刺していくとふっくらとさせることができると思います。

葉の茎は25番刺繍糸。3本どりのアウトラインステッチで刺していきます。

次は楕円形の葉っぱを刺していきます。
楕円形の葉っぱもバラの花弁と同じように真ん中から刺し始めて、端に向かって刺していき片方が終わったら、真ん中に戻ってもう片方を刺していきます。

茎はとがった葉の時と同じように25番刺繍糸、3本どりのアウトラインステッチで刺し進めます。

バラの花とバラの葉っぱ、その他のとがった葉と楕円の葉まで刺し終えたところです。

ここまで刺すのに結構時間がかかりますので根気強く刺繍を楽しんでください。

画像でバラの葉が一部分刺し終えていないところがあるので、これも刺し終えたら、今度はバラの花弁を縁取っていきます。

さて、バラの花弁の縁取りです。
ウール糸と生地の境目を25番刺繍糸で縁取っていきます。
この縁取りによってだいぶ違った印象になります。

ウール糸と生地の境目から針を出して、3本どりのチェーンステッチで縁取りしていきます。

チェーンステッチで円形に縁取っていき、最後は最初のチェーンステッチの輪の下に針を通し、最初の輪につなげて終了です。

花弁を縁取っていくとこんな印象になります。

縁取りを花弁より濃い色で行うとはっきり印象となり、花弁より薄い色で行うとほんわか印象となる気がします。。。

突然のフィナーレ。

これで刺繍が一通り終わりましたので一旦このブログは終了としたいと思います。
次回は、ちいさな刺繍がま口をつくる(仕立て編)でお会いしましょう。
さよならさよなら。

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